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【本】銀河鉄道の夜(宮沢賢治)のあらすじ(ネタバレ)

もくじ

登場人物

ジョバンニ・・・学校ではいじめられ、仕事もつらく、ただひたすらあわれ。

カムパネルラ・・・ジョバンニの友だち。けっしてジョバンニやジョバンニの家族を悪く言わないが、ジョバンニをいじめる子どもたちとつるんでいる。

ザネリ・・・いじめっこ。

ジョバンニの父・・・ストーリー上は登場しないが、違法なものを捕る漁師であるらしいことが示唆されている。ジョバンニはこれをネタに悪口を言われている。

ひとことで言うと

死んだ友だちを、(そうとは知らないが)一緒に列車に乗って天の川を渡り天上へおくる話。

一.午後の授業

ジョバンニは仕事に疲れて学業にも身が入らないし、他の子たちにはいじめられているし、あわれである。
友だちのカムパネルラがジョバンニに気をつかうのが更にあわれを誘う。
今日はお祭りで子どもたちは川に瓜を流すけど、働いて家計を支えなければならないから、ジョバンニは活版印刷所へ向かう。

二.活版所

活版印刷所でも周りからバカにされている様子がうかがえ、やっぱりジョバンニは哀れである。

三.家

家に帰ると病気のお母さんがいる。
配達の牛乳が届いておらず、お母さんに飲ませる牛乳がない。
どこまでもあわれである。

四.ケンタウル祭の夜

ジョバンニは牛乳を取りに行く。
途中でザネリに会い、当然意地悪を言われる。
牛乳屋ではわかる人が居ないから後で来いと言われ、またザネリ、カムパネルラ、その他5人ほどに会い、やっぱり意地悪を言われる。

五.天気輪の柱

ジョバンニ歩く。

六.銀河ステーション

気が付くとジョバンニはいつのまにか列車に乗っている。
カムパネルラも乗っていて、ジョバンニに気づいたカムパネルラは意味深なことを言う。

七.北十字とプリオシン海岸

幻想的な風景の描写と、学者らしい人との会話。
ジョバンニとカムパネルラと学者の会話は成立しているが、読者にはだいたい意味はわからない。

八.鳥を捕る人

鳥を捕る人との会話。
ジョバンニとカムパネルラと鳥を捕る人の会話は成立しているが、読者にはだいたい意味はわからない。

九.ジョバンニの切符

覚えはないけどジョバンニは特別な切符を持っていたので検札をパス。
鳥を捕る人はいつの間にかいなくて、他の乗客が乗ってくる。
ジョバンニは理解していないが、他の乗客たちの会話から、死者がのる列車であるらしいことが読者に示唆される。
他の乗客が降り、またジョバンニとカムパネルラの二人きりになる。

気が付くとカムパネルラはいない。

カムパネルラが座っていた席に大人がいて、勉強してみんなのために幸福を探せば、またいつかカムパネルラに会えると言う。

ジョバンニは目を覚まし、牛乳を取りに行く。
牛乳を受け取った帰り道、人が集まっていて、聞けば川に落ちたザネリを助けたカムパネルラが見つからない。
カムパネルラの父は、ジョバンニの父から帰りを知らせる手紙がきたことをジョバンニに告げる。

ジョバンニはもういろいろなことで胸がいっぱいで、なんにも言えずに博士の前をはなれて、早くお母さんに牛乳を持って行って、お父さんの帰ることを知らせようと思うと、もういちもくさんに河原を街の方へ走りました。

なぜ唐突に『銀河鉄道の夜』の説明を始めたかと言うと・・・

本当にやりたいのはイギリス文学です。
特に今まで言っていなかったけど、わたしはイギリス文学が好きなのですよ。
とは言え、そんなにたくさん読んでいないし、確かに読んだはずだけど全く内容を覚えていないものも・・・。

ためしに、短いし途中を大幅に割愛してもストーリーはつかめる『銀河鉄道の夜』で試したわけなんだが、これを『嵐が丘』とかでやる自信ないな。
企画倒れになりそうである。

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